用語集 | KWCPLUS

NLU

作成者: KDDIウェブコミュニケーションズ|Aug 14, 2024 8:24:30 AM

NLUは「Natural Language Understanding」の略称で、日本語では「自然言語理解」と呼ばれている人工知能(AI)のいち形態のことを指します。入力されたテキストや音声と、事前に登録されたサンプルデータをそれぞれ文法的に解析・比較することで、話者の意図を類似データから推測する技術です。

たとえば「○○駅までの所要時間」の問いかけとして、「〇〇駅まで何分かかる?」「〇〇駅へはどのくらい?」「〇〇駅までの時間を教えて」など、さまざまな言い回しをあらかじめ設定しておきます。これにより人間が実際に音声検索をしたとき、質問文が完全に一致していなくても、コンピューターは「○○駅への移動時間を聞かれている」と理解できるようになるのです。

NLUの技術により、コンピューターも人間らしい自然な対話を行えるようになります。昨今では自動翻訳や音声検索、コンタクトセンターにおけるバーチャルアシスタント機能などでNLUの技術が活用されています。

今後は既存データからの推測をさらに発展させて、発話者が明言していない意図(例:「お腹が空いた」=空腹状態を表明しているだけでなく、「何か食べたい」と訴求している)もコンピューターで理解・処理できるようになることが、NLUのメイン課題となっています。

コミュニケーションAPIサービス
「Vonage」のご紹介

Vonageは、電話やSMS・ビデオ・チャット・SNSなど、さまざまなコミュニケーションチャネルをWeb・モバイルアプリケーションやビジネスへ組み込めるクラウドAPIサービスです。自動電話発信や電話転送、対話型IVR、自動SMS通知や二要素認証など、多岐にわたるサービスを実現できます。

Vonage AI Studio

Vonage AI Studioはローコード・ノーコードでコミュニケーションフローを構築できるビジュアルビルダーです。視覚的なドラッグ&ドロップ形式で、エンジニア・非エンジニアを問わずワークフローを作成できます。

Vonage AI StudioにはVonage独自の最先端AI(NLU=自然言語理解)エンジンが搭載されており、顧客からのメッセージを解釈して問い合わせ内容を分類したり、会話の文脈を把握して最適なオペレーターにつないだりといったことができます。これによりコミュニケーションフローをさらに最適化できるほか、TTS(音声合成)機能とASR(自動音声認識)機能を兼ね備えた高性能なバーチャルエージェントを構築して無人対応を任せることも可能です。

Vonage AI Studioを使えば、誰でも簡単に、顧客満足度に貢献するようなコミュニケーションフローを構築できます。

たとえばカスタマーセンターにおける「よくある質問」に対してバーチャルエージェントに回答させ、セルフサービスでの迅速な問題解決を促す流れを作れます。また店舗の来店予約などのフローも、従来の機械的なIVRではなく、自然な会話で対応できます。Vonage AI Studioを利用すれば、プログラミングの知識がない人でも、個々の状況に応じた最適なフローをカスタマイズできるのです。

クラウドコンタクトセンター「ujet.cx」のご紹介

「ujet.cx」は、スマートフォンの普及によって大きく変わったコミュニケーション手段に適応する、スマートフォンの機能をフル活用できるコンタクトセンターソリューション(CCaaS)です。モバイル端末の機能を最大限に活用し、シームレスで優れたカスタマー・エクスペリエンスを提供します。

音声通話、メール、チャット、SMS、SNS(WhatsApp)などを利用したマルチチャネルに対応しており、消費者のニーズに合わせた自然なコミュニケーションを行えます。また自社で展開しているアプリにモバイルSDKを組み込むことで、スマートフォン側の動画/静止画を共有できるほか、スマートフォンが持つ生体認証機能や位置情報/OS情報なども取得・活用できます。これにより効率的な顧客応対が実現可能です。

そのほか、Google が提供するコンタクトセンターに特化したAI機能(CCAI)を、完全なクラウド環境で1席から利用できる点も魅力として挙げられます。