用語集 | KWCPLUS

SBC

作成者: KDDIウェブコミュニケーションズ|Sep 19, 2024 2:50:34 AM

SBCは「Session Border Controller」の略称で、IPネットワークと異なるネットワークをつなぐゲートウェイ装置です。主にIP電話の事業者間や、企業が自社で用意しているIP電話網と通信事業者のIP電話網の接続点に設置されています。

IPネットワークを用いた音声通話では、音声データを小さなパケットにして送受信する「VoIP」という技術が使われています。その中の代表的なプロトコルとして、電話をつなぐ呼制御の役割を担う「SIP 」と、音声データ伝送を担う「RTP」があります。これらのプロトコルはリアルタイム性に特化しているのが大きな特徴です。

SIPは拡張性が高いため、通信事業者やサービスベンダーによっては発する信号に若干の差が生まれてしまうことがあります。そうなると互いに信号を読み取ることができず、相互接続ができません。そういった差をなくしてスムーズな通信を可能にするのがSBCの役割です。

近い将来、PSTNの廃止により、すべての電話回線はIP網へ移行する予定となっています。その際、企業のIP-PBXと通信事業者の提供するIP回線とを相互接続するゲートウェイとして、SBCが大いに活躍することが予想されています。

コミュニケーションAPIサービス
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Vonage SIP Trunking

Vonage SIP Trunkingを利用することで、既存のPBXをそのまま使って、世界各国と接続できるSIPベースの(=Vonage電話番号と直結した)通信環境を構築可能です。 Vonageがすでに世界中の通信事業者と接続しているため、面倒な契約手続きも必要ありません。Vonage SIP Trunking とつなげるだけで、簡単かつスピーディーに、自社の電話環境をグローバルに拡張できます。

また回線数を意識せずに利用できる点、Vonage Voice APIとの連携によって電話自体の機能を拡張できる点も、Vonage SIP Trunkingの大きな魅力と言えます。