導入事例
アウトドア用品の老舗ブランド「コールマン(Coleman)」の国内販売を手がけるニューウェルブランズ・ジャパン合同会社。そのカスタマーサービスセンターでは、お客様からの修理依頼に対する発送先案内や到着通知をSMSで行っています。
2024年、利用していたSMSサービスの提供終了を受け、急遽代替サービスとして導入されたのがVonageです。今回は同社の担当者様に、Vonage導入の経緯や運用状況についてお話を伺いました。
当社は、アメリカの老舗アウトドアブランド「コールマン(Coleman)」製品の製造・輸入および国内販売を手がける会社です。コールマンは1900年創業の歴史あるブランドで、日本でも1976年にコールマンジャパンが設立され、長年にわたって多くのお客様にご愛用いただいています。
私たちのいるカスタマーサービスセンターは、お客様からの修理受付や問い合わせ対応などのアフターサービスを担当しており、お客様との重要な接点として機能しています。修理が必要な製品を当社の修理センターへお送りいただき、修理完了後にお返しする、というのが基本的な流れです。
修理依頼の窓口として3つのチャネル(電話、問い合わせフォーム、販売代理店)を用意しており、売代理店経由の依頼が割合としては最も高くなっています。製品によって異なるものの、お預かりした製品の多くは、1~2週間程度でお客様へお返ししています。
メールアドレスの入力間違いや受信制限などにより、お客様のもとへご案内が届かないケースがある
携帯電話番号に紐づく連絡手段のため、メールと比べて到達率が高い
しかし2024年の年末、利用していたSMSサービスから突然「サービス提供の終了」を知らされたのです。2025年4月には完全に撤退するとのことで、数ヶ月のうちに代替サービスへの移行を完了させなければならない危機的な状況となりました。SMS運用が軌道に乗った矢先のことだったため、これにはとても驚きました。
旧サービスからVonageへの切り替えがスムーズに行えたため、連絡業務を途切れることなく継続できた
SMS1通あたりの送信料が安価なため、大量送信のニーズが発生した際にはコストを抑えられる
現在はアフターサービスに特化した活用となっていますが、将来的にはより幅広い用途での展開も検討の余地があると考えています。ただし当社におけるSalesforceの導入はアフターサービス部門のみに留まっており、マーケティングや営業部門との連携は今のところ行っていません。
カスタマーサポートだけの一存では判断できないことも多いですが、もし将来的にSalesforceの活用範囲が広がり、Sales CloudやMarketing Cloudなどとの連携が実現すれば、SMS活用の可能性も大きく広がるでしょう。
たとえば双方向SMSが可能になれば、お客様からのフィードバックを即座に受け取ることも可能です。重要なのは、お客様のニーズに応じて最適なコミュニケーション手段を提供し続けることだと考えています。SMSの特長である確実性と即時性を活かしながら、お客様満足度の向上に貢献していきたいです。
※Salesforceは、Salesforce, Inc. の商標です。
ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部
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