毎時数千件のオートコールを実現する「CPaaSのハイブリット運用」
知るフォンではアンケート調査の所要期間が最短1日ということもあり、短期間での大量架電が行える強力なクラウドシステムを構築しています。選挙というスピード勝負の環境において、大量架電に耐えられることはオートコールサービスにとっての必須条件であり、また生命線とも言えます。そのためサービス継続の安定性を担保するにあたり、システム構築に関わるCPaaSを1社のみに依存するのではなく、既存のものとは別の新しいCpaaSを導入することにしたのです。
またサービスの並⾏利⽤には、⻑期的に⾒た場合のリスクヘッジも兼ねていました。外部のCpaaSを利⽤する以上、自社サービスを改修せざるを得ない可能性は常にあります。例としては、契約時点では特に制限がなかった回線使⽤数について、数年後に制限がかかってしまうといったケースなどが挙げられます。つまりCPaaSを提供する企業の⽅針転換次第で、⾃社サービスが望まない仕様になってしまう恐れがあったのです。
そういった側⾯から、知るフォンのシステム構築にはハイブリット運⽤が必要だと考えました。