導入事例

AISIC.inc

テレワーク環境のコミュニケーションコストを削減!「V Callプラグイン for kintone」が見せた多面的な価値

株式会社AISIC 様

代表取締役 久米純矢氏

株式会社AISIC様

株式会社AISICは福岡県春日市に拠点を置く、ITコンサルティング、システム開発、講師業を主軸とするIT企業です。2012年に個人事業としてスタートし、2014年に法人化した同社は、お客様の業務に寄り添った伴走型支援を強みとしています。

今回は、代表取締役の久米純矢氏に、同社の取り組みや業務課題、そしてその解決策としてのkintoneとV Callプラグインの活用についてお話を伺いました。

導入前の課題

  • テキストベースの顧客応対では、複雑な内容の問い合わせをカバーできなかった
  • 社用携帯を導入したが、膨大なコストがかかってしまった

導入の決め手

  • 元より社内で活用していたkintoneに、高品質な通話機能を追加できる
  • 通話内容の自動文字起こしやSMS機能の併用が可能

導入の効果

  • 社用携帯が不要となり、コスト削減に成功
  • 業務時間内にのみ架電可能な仕組みができたため、労務管理にも活用できた

「目の前の業務を円滑にする」という理念と、kintoneとの出会い

Q:貴社におけるkintoneの位置づけを教えてください。

AISINC様

当社は「お客様の外部ITパートナーとして、社内の仕組みを伴走しながら構築していく」というスタイルのもと、不動産や農業法人、地方自治体、建築土木など、多様な業種のお客様に対してITソリューションを提供しています。

 
当初は大きなシステムよりも、日々の業務を円滑にすることに課題を抱えているお客様が多かったことから、AccessやExcelを使った業務ツールを作成するところから事業をスタートしました。その後kintoneという強力なツールに出会ったことで、当社事業の可能性がぐっと広がっていきました。

kintoneの強みは、インターネット上にあるデータベースと、コミュニケーションツールが融合している点にあります。
kintoneはデータを貯めるだけでなく、そのデータを中心にコメントやチャットで意思疎通ができます。また、業務に合わせてシステムをすぐに作り変え続けられる点も大きな魅力です。

具体的な活用例として、当社ではkintoneをデータハブとして活用しています。これにより工数管理システムから人のリソースと会計システムをマッチングして分析する部門間のやりとりを実現したり、勤怠システムや販売管理システムなどのデータを集約して会計システムに変換したりするといった取り組みを行っています。

リモートワーク環境における、コミュニケーションとコストの課題

Q:V Callプラグイン導入前の課題を教えてください。

株式会社AISIC 久米様
株式会社AISIC 久米様

当社はリモートワークをベースにした柔軟な働き方を実践しています。その中核となるのが、5年以上にわたって活用しているオンライン仮想オフィス「ovice」です。
 
当社のメンバーは千葉県や愛知県、北九州エリアなど、全国各地で働いています。また時短勤務や分割勤務なども柔軟に対応しているほか、福岡県が実施している女性IT人材育成事業「My work step プログラム」に則り、女性IT人材の採用・育成にも力を入れています。

多様な働き方を実現し、さまざまな人材を採用していく中で、初めてIT業界で働くというメンバーも増えてきました。そのた
め「ovice」ではカメラを常時ONにして、困っているときにも他のメンバーに声をかけやすい環境づくりに注力しています。

一方で、リモートワーク環境でのコミュニケーションには課題も存在します。
たとえばお客様とのコミュニケーションについて、当社では基本的にkintoneのゲストスペースやチャットツールでテキストベースのやり取りをしています。しかし複雑な内容の問い合わせは電話で話した方が早い場合も多く、お客様からも電話での連絡を求められることがあります。
 
この課題に対応するため、当初は社員に携帯電話を貸与していました。しかし端末の購入やSIM契約、物理的な受け渡し、退職時の回収など、費用面でも管理面で多くのコストがかかっていました。
 
これらの課題を解決するため、当社は「V Callプラグイン」の導入を決めたのです。

高品質な通話を実現しながら、業務効率化とコスト削減を両立

Q:V Callプラグインを導入する決め手となったのは何ですか

V Callプラグインは、kintoneアプリ上から直接架電できるようになるプラグインです。
ただ電話を架けられるだけでなく、通話品質が優れており音声が綺麗であること、また通話内容を自動でテキスト化できることが非常に魅力的でした。

またV Callプラグインのメリットとして、さまざまな点が挙げられます。

メリット1スマートフォン貸与が不要になるコストダウン
物理的な端末のやり取りや契約管理などの面倒な作業が不要になりました。
メリット2労務管理としての活用
kintoneからしか架電できないため、通話業務ができるのは業務時間内だけ、という労務上の制約を設けることができました。
メリット3SMS機能の活用
kintoneを利用していないお客様に対しても、SMSを有効な連絡手段として活用できました。お客様個人のLINEに送るのは避けたい場合も多いため、ガラケーでも届くSMSは基本的なコミュニケーションツールとして重宝しています。

リモートワーク環境における、コミュニケーションとコストの課題

Q:V Callプラグイン導入前の課題を教えてください。

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当社ではkintoneとV Callプラグインを組み合わせることで、リモートワーク環境におけるコミュニケーション課題を効果的に解決できました。特に携帯電話の貸与に関わるコストと手間の削減、労務管理の効率化など、多くの企業が直面する課題に対する有効な解決策を講じられたと思っています。
 
今後は自社での利用方法をもとに、お客様のニーズにあわせたカスタマイズを提案していきたいと考えています。特に着信機能のカスタマイズを含めたプラグインのエコシステムを構築することで、より多くのお客様のコミュニケーション課題を解決できると思います。
 
またV Callプラグインの機能面についても、保留機能やウィンドウ操作の改善、スマホ対応などの要望も多く挙がっています。こちらについても、プラグインの継続的な進化に期待しています。

取材協力

会社名

株式会社AISIC(アイシック)

住所

〒816-0801
福岡県春日市春日原東町4-22-1

事業内容

  • ITコンサルティング
  • kintoneを中心とした伴走型システム開発
  • IT分野における教育、講師業

本事例で導入されいる
主なサービス・API

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