用語集

ショートコード(共通番号)

ショートコードとは、企業が顧客へSMSを配信する際に送信者IDとして使用できる、「0005」から始まる8~10桁の番号を指します。KDDI、NTTドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルのキャリア4社が発行しており、共通番号とも呼ばれます。

ショートコードは携帯キャリア4社に対して申請を行い、事前審査を通過した企業にのみ発行されます。そのため、企業があらかじめ自社のショートコードを告知しておくことで、顧客は表示される送信元番号からどの企業から送られてきたSMSかを確認できます。なりすましや詐欺行為などを疑わずに済むのです。

従来のショートコードを使ったSMSでは、企業と顧客が双方向でのやり取りをする場合、企業がキャリア4社分の番号をそれぞれ個別に用意する必要がありました。顧客側も契約しているキャリアごとに違う送信元番号を確認せねばならず、その煩雑さが課題となっていました。

しかし送信元番号が共通化されたことで、顧客側は企業の番号を認識しやすくなりました。利便性が向上したのはもちろん、SMSを信頼性の高いコミュニケーションツールとして利用できるようになったのです。ショートコードを利用することで、今までのような一方向の発信(二段階認証・二要素認証のコード送付など)はもちろん、双方向のやり取り(荷物配達時の在宅確認など)も容易になります。

ただしショートコードには国コードが含まれていないため、国際的には使えません。その点には注意が必要です。

コミュニケーションAPI「Vonage」のご紹介

Vonage

Vonageは、電話やSMS・ビデオ・チャット・SNSなど、さまざまなコミュニケーションチャネルをWeb・モバイルアプリケーションやビジネスへ組み込めるクラウドAPIサービスです。自動電話発信や電話転送、対話型IVR、自動SMS通知や二要素認証など、多岐にわたるサービスを実現できます。

Vonage Messages API

Vonage Messages APIは、SMS送信を数行のコードで実現するAPIです。

約200ヶ国700キャリアと直接接続、もしくは最大1つの中継事業者までの接続により、低価格かつ高品質なSMS送信を提供します。各国のコンプライアンスにも準拠しており、国外へのSMS送信も簡単に実現できます。また国内SMSは国内通信キャリアとの直接接続により、高い到達率を実現します。

1秒間に最大30通の大量送信や、配信結果の即時フィードバックも可能です。エラーコードも詳細に確認できるため、万が一送信できなかった場合の制御を設定したり、他チャネルと連携してフェイルオーバーの仕組みを作ったりすることもできます。

そのほか、専用番号オプションもご用意しています。共有番号は初期費用・月額費用が発生しないのがメリットですが、配信したSMSが同じ共有番号を利用している他社とひとつのスレッドにまとめて入ってしまう可能性があります。専用番号があれば自社専用のスレッドでSMSを送れるため、顧客に安心感を与えるとともに、より案内しやすくなるでしょう。

なお Vonage Messages APIは、初期費用も月額費用も不要の完全従量課金制です。通数(セグメント数)に応じた利用料だけ支払う形のため、不要なコストが発生しません。