用語集
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トールフリー(toll-free)とは、発信者側が無料で架電できる通話料無料サービスおよびその電話番号のことを言います。電話を受ける着信者側が通話料金を負担することから、着信課金サービスと呼ばれることもあります。1985年にNTTが初めてトールフリーサービスを開始し、以降、他社でも同様のサービスが開始されました。
サービス開始当初は「0120」で始まる10桁の電話番号が割り当てられていましたが、トールフリー番号の使用率が高まったことを受け、海外でも採用されている「0800」で始まる11桁の電話番号が追加で割り当てられるようになりました。
なおトールフリー番号はあくまで仮想の電話番号であり、企業が「0120」や「0800」から始まる電話番号を取得して専用回線を用意しているわけではありません。
裏番と呼ばれる実際の電話番号(頭に「03」などを持つ番号)の回線に紐づけられているため、全国で同じ番号を利用できるほか、コールの振り分けなども実現できるのです。
発信者側に通話料金の負担が発生しない、という特性から、トールフリーは問い合わせや注文申し込みなどを受け付ける窓口の電話番号として消費者向けに公開・広告されていることがほとんどです。
コールセンターの移転や統廃合に対応しやすいというメリットもあり、一般の商店か全国規模の通信販売業や製造業まで、企業規模を問わずさまざまな業界で利用されています。またサービスによっては電話番号の提供だけでなく、トールフリー自体に充実しIVR(自動音声応答)機能や着信コールの負荷分散機能、発信者地域に応じた振り分け機能>がついている場合もあります。
なおトールフリーは、あくまで通話料無料サービスおよびその電話番号を指す総称です。サービスの展開に際し、各社がそれぞれ固有のサービス名をつけています。代表的なのはNTTコミュニケーションズが商標登録している「フリーダイヤル」、KDDI株式会社の商標である「フリーコール」などが挙げられます。
Vonageは、電話やSMS・ビデオ・チャット・SNSなど、さまざまなコミュニケーションチャネルをWeb・モバイルアプリケーションやビジネスへ組み込めるクラウドAPIサービスです。自動電話発信や電話転送、対話型IVR、自動SMS通知や二要素認証など、多岐にわたるサービスを実現できます。
コミュニケーションに関わる機能を自社で1から開発するのには多大な工数がかかります。通信の暗号化といったセキュリティ対策など考慮せねばならない点も多く、そのために実装を諦めてしまう企業も少なくありません。
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