用語集

フェイルオーバー

フェイルオーバーはシステムやサーバーを冗長化する手段のひとつで、稼働中のシステム・サーバーに障害が発生してしまった際、あらかじめ用意していた待機システムに自動で切り替える仕組みのことを指します。

24時間365日稼働するシステムが当たり前になっている昨今。ビジネス用のシステム・サーバーにおいては、ダウンタイムが発生することなく、継続的に稼働できるよう冗長化して可用性を高めることが何より大切です。しかし災害やサイバー攻撃、物理的な故障など、いつどのような理由でシステムにトラブルが発生するかはわかりません。

そのため、障害が起きても問題なく処理を継続できるよう、予備のシステムを普段から待機させておくことが重要です。フェイルオーバーの仕組みができていれば、メインのシステム・サーバーが止まってしまったとしても、すぐに待機システムへ切り替えられます。システム・サーバーが止まってしまっている時間を最小限に抑えられるため、単純な機会損失や損害発生を未然に防ぐのはもちろん、事業継続計画(BCP)の観点からも重要視されています。

ちなみに待機システムにも障害が発生した場合に備え、3つ目や4つ目の予備システムを組み込んでおく「カスケイド・フェイルオーバー」と呼ばれる仕組みもあります。またフェイルオーバーとは反対に、手動でシステムを切り替える方法を「スイッチオーバー」といいます。

コミュニケーションAPIサービス
「Vonage」のご紹介

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Vonageは、電話やSMS・ビデオ・チャット・SNSなど、さまざまなコミュニケーションチャネルをWeb・モバイルアプリケーションやビジネスへ組み込めるクラウドAPIサービスです。自動電話発信や電話転送、対話型IVR、自動SMS通知や二要素認証など、多岐にわたるサービスを実現できます。

Vonage Verify

Vonage Verifyはワンタイムパスワードの生成から送付、正誤判定までをワンストップで提供している二要素認証(2FA)APIです。Vonage Verifyを利用することで、自社で1から開発することなく、二要素認証のシステムを自社サービスに導入できます。

Vonage Verify ではマルチチャネルな配信ロジックを組むことも可能で、国内外を問わず高いワンタイムパスワード到達率を誇ります。また認証成功時に料金が発生する仕組みのため、不要なコストがかかりません。

自社で二要素認証のシステムを開発する場合、インフラプラットフォームの費用やPINコードの管理が必要になったり、不正アクセスの防止策や失敗試行の検出方法を考慮したりと、大幅な導入・運用コストがかかります。

しかし Vonage Verifyなら、認証成功率が一定の値を下回ったりや認証回数の閾値を超えたりした場合、パスワード送付を自動で停止します。不正行為を防止する仕組みがあらかじめ備わっているため、認証成功時の利用料金だけでセキュリティ対策を実施できるのです。