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スマホでフリーコールは利用できる?受発信する方法やおすすめサービスをご紹介

公開日:2025.03.25

更新日:2025.03.25

KDDIウェブコミュニケーションズ

スマホでフリーコールは利用できる?受発信する方法やおすすめサービスをご紹介

フリーコールは、電話を受けた側が通話料を負担するサービスです。「0120」で始まる電話番号が一般的で、顧客や取引先が無料で問い合わせできるため、企業の窓口として広く活用されています。

では、スマホからフリーコールを利用することは可能なのでしょうか。本記事では、スマホでのフリーコール受発信の可否や方法、おすすめのサービスについて解説します。

基本的にスマホでフリーコールの受発信は難しい

基本的に、スマホからのフリーコールの受発信はできません。

そもそもフリーコールとは、KDDIが展開する法人向け通話サービスで、「0120」で始まる電話番号のことを指します。通話料は受信側が負担する仕組みのため、顧客や取引先は無料で問い合わせが可能です。

また、フリーコールは法人向けの固定電話用のサービスであるため、スマホでの直接的な受発信には対応していません。フリーコールにかかってきた電話をスマホに転送することによって受電はできても、基本的に受発信両方を実現するのは難しいのが現状です。

しかし、以下でご紹介する方法を使えば、スマホでもフリーコールの受発信が可能になります。

スマホでフリーコールの受発信を行う方法

スマホでフリーコールの受発信を行うには、クラウドPBXや転送電話サービスを利用する方法があります。それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

クラウドPBX

クラウドPBXは、インターネット回線を利用して通信を行うPBX(Private Branch Exchange:電話交換機)をクラウド上に設置するシステムです。PBXとは、社内の電話回線を管理・制御するシステムを指します。

クラウドPBXは、携帯電話やタブレットを従来の固定電話と同様に使用でき、フリーコールの受発信にも対応できます。物理的なPBXをオフィスに設置する必要がないため、初期費用を抑えられる点も特徴です。

また、後述する転送サービスでは、受信したフリーコールの転送先が1台の端末に限られますが、クラウドPBXであれば接続した複数の端末からフリーコールの受発信が可能になります。

スマホからの対応ができることと、複数端末から対応できることは、ビジネスチャンスの拡大にもつながります。

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転送電話サービス

転送電話サービスは、フリーコールにかかってきた電話を、事前に登録した携帯電話などに転送するサービスです。発信はできませんが、スマホでの受電が可能となります。通信事業者が提供する電話サービスのオプションとして提供されているのが特徴です。

代表的なサービスには、NTTの「ボイスワープ」やKDDIの「着信転送」などがあります。サービスの詳細は通信事業者によって異なりますが、一般的には以下のような設定が可能です。

  • 無条件転送:すべての着信を指定した番号へ転送
  • 不応答転送:応答がない場合に転送
  • 通話中転送:話し中の際に別の番号へ転送

ただし、転送先として指定できるスマホは1台のみのため、仮に転送先のスマホ所有者が電話に出られなかった場合、ビジネスチャンスを逃すリスクがあります。また、転送を受けて通話する場合、通常の通話料に加えて「通信に伴う通話料」も発生するため、費用負担が大きくなりやすいのも懸念点です。

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MiiTelは音声解析AIを搭載したクラウドIP電話&クラウドコールセンターサービスです。PCとヘッドセット、インターネット環境さえ整っていれば、固定電話いらずでどこからでもクリアな音質で通話できます。

また独自機能として、音声解析AIを活用した通話内容の録音、文字起こし、内容要約、感情分析をすべて自動で行えます。これにより担当者が顧客と「何を」「どのように」話しているのかを解析・可視化でき、電話応対の課題であるブラックボックス化を解消できます。

さらに応対記録を自動でデータ化できるため、議事録作成や報告といった事務作業の工数を減らせます。担当者がコア業務へ注力できるほか、蓄積されたデータをもとにしたセルフコーチングも可能です。さらに成績優秀者の話し方を分析してマニュアル化することで応対品質の向上や均一化も実現。生産性はもちろん、商談獲得率や成約率の向上にもつながるでしょう。

クラウドコールセンターの導入を検討されている方は、ぜひ一度MiiTelをお試しください。

まとめ

基本的にスマホでのフリーコール受発信は難しいものの、クラウドPBXや転送電話サービスを利用することで実現可能です。クラウドPBXなら、複数端末からのフリーコール受発信が可能になり、ビジネスチャンスの成長につながります。一方、転送電話サービスには転送先の制限や費用負担の懸念があります。

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スマホでフリーコールを活用したい方は、業務の効率化とビジネスチャンスの拡大を目指すMiiTelにお問い合わせください。

執筆者情報

KDDIウェブコミュニケーションズ
KDDIウェブコミュニケーションズ
2013年に、日本ではまだ黎明期であったCPaaSの取り扱いを開始。CPaaSやCCaaSなどコミュニケーションのDXの専門家として、「コミュニケーションの多様性」を活用するための記事をお届けします。


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